TAKASHI UTSUNOMIYA TOUR 2002 TEN TO TEN 〜LOVE&PEACE〜
2002/8/25(ツアー二日目) @赤坂BLITZ


 今回、はじめて「ウツソロ」のライブに行ってきました。TMNETWORKのファンになってはや四年、TMのステージですら99年にただ一回しか見たことがなく、私にとっては二年半ぶりのナマウツ(ラジオ公開放送には行きましたが、歌っているウツ、という意味では)、そしてはじめてのウツソロライブでした。
 ソロシンガー宇都宮隆。TMのフロントマンとは違った宇都宮隆。TMではできないことをやる宇都宮隆。それがどんなものなのかを確かめるために、私は初上陸の赤坂ブリッツへ行ってきました。

 ・・・・なんて書くと、なんか私が随分とウツソロに固執してて、もう指折り数えてこのライブの日を待っていたような感じに読めますが。実は、行くのが決まったのはライブの三日前でした。
 大学のコム友であるまゆみさんが、三日前の朝突然電話をかけてきまして、
 「あー那々さん、ウツの赤坂、行きません?」
 「あ、まゆみさんと一緒にですか?」
 「いえ・・・いちまい、なんですけど」
 「はぁ。一枚?」
・・・なんでも、彼女の妹くんがチケを取ったのだけれど、急遽行けなくなったから、代わりに行かないか、という話。元値6000円を3000円にまで下げてくれるというので、ホクホク顔でチケを引き取らせていただきました。
 そんな動機です(笑)。
 いえ、元々ウツソロは行きたいと思ってたんですよ、前から。白部屋もラブアイも行けなくて、今度こそ!とは思っていたんですよ。
 でも、事前の噂をきいたら、今回はバラードばっかのライブだっていうじゃないですか。私、好きなウツソロ曲がアップテンポのものばかりなので、「歌ってくれないよね・・・(イジケ)」と思って、ちょっと行く気を失くしてたんですよ。行こうか行くまいか迷ってたんです。
 だから、まゆみさんからいただいたチケで踏ん切りがついたというか。振り返ってみると、きっかけをくれたまゆみさんの妹くんに感謝です。


 注☆メンバーのセリフは全て、「こんなような内容のことを言った」という程度ものです。表現や言い回しは正確ではありません!今回はあんまり細かく覚えてこられなかったんですよ。

 Set list
ライト点滅〜ONE NIGHT STAND
The Theory
 〜MC〜
discovery
Pradise Lost
GANBLE☆JUNGLE
カーニバルの騎士たち
 〜フィルム上映〜MC〜
Innocent boy
 〜MC〜メンバー紹介
YOUR EYES
 〜MC〜
Remedy
still…
REASON〜ライト点滅
Angel(ウツの声はサンプリングボイスのみ)
KiSS Will Kill me〜Stand up! Get up!!〜KiSS Will Kill me
FLUSH
ゼロよりも少ないはじまり
blue reincarnation

アンコール1 Ordinary Day
場内アナウンス
アンコール2 Trouble in Heaven

(多分、全てスタンドマイク)

予定開場時間5:30 予定開演時間6:00
実質開場時間 ?  実質開演時間6:10 実質閉演時間8:25



 実質開場時間、分かりません。なぜなら、那々さん午後の6時に赤ブリに飛び込んだから(笑)。かなりギリギリリミットに入場したのですが、お花はなんとか見てきましたよ。
 まず真ん中にどーん!と「小室哲哉より」。私は花の種類までは見ていなかったのですが、ピンクのユリだったそうです。そしてその横に「木根尚登与利」(←この文字って、当て字なんでしょうか)。そしてさらにそのとなりには、「寺脇康文、岸谷五朗より」。個人から来てたのはこれくらいかな。レント関係者からのお花もナシ(でも何人か見に来てたらしいです)。
 その他には「ロジャムジャパンより」と、WOWOWの番組からと、それともう一つくらいあったなぁ・・・吉本から、だったかな?ちょっと覚えてないです。
 意外に少ないですねー。舎弟(笑)たちやケイコちゃんからとかあるかな?とも思ったんですけど。

 で、赤坂ブリッツ入りまして、私の席は二階でございます。E列とのことだったんですが、上がってみたら前には一列くらいしか席がなく、かなり見やすい良席でした。ラッキー☆ちなみに左手寄りのブロックです。舞台から見ると、客席の右寄り、ですね。
 以降、舞台の右・左の表記は、全て私たち観客の側から見た右・左になります。

 予定開演時間を10分ほど回ったところで照明がスッと消え、真っ暗な舞台の上方に突然5つのライトが灯ります。ライトの形は横に長い四角。まず青に、それから赤に光り、舞台にはチューニング音のようなノイジーなサウンドが。やがてライトは青、赤、緑の三色にめまぐるしく色を変え、それに従ってサウンドはどんどん大きく激しくなっていき・・・・実は、客席みんなの視線がライトに集中しているこの間に、メンバーがこっそりと入場してくるんです。
 私のいる二階からはよく見えなかったんですが・・・どうやら、メンバー全員がそれぞれスタッフを連れ立って入場してくるようなんですね(他のメンバーはよく分かりませんが、少なくともウツはステージの左袖から登場)。連れ立って、というより、手を引かれて舞台を案内されてる感じ。なんで?と思うんですが・・・ステージにパッと白色ライトがつくと、謎が解けます。
 メンバー全員が、黒い布で目隠しをされてるんですわ。
 ちょっと、面白いでしょ?ビジュアル的には、実は結構気味が悪かったりもするんですが(笑)。でもなんかちょっと耽美な匂い(←?)がしてカッコイイのでオーケーです(笑)。
 中央のマイクスタンドの前に、アコギ持ったウツ。服は、白っぽい地に黒っぽい線画の模様の入ったロングジャケット。下のパンツは緑かな?
 ウツの左に、ベースの種子田健(タネダタケシ)さん。よく知らないです、ごめんなさい。お若い方です。
 ウツの右に、ギターの北島健二さん。席が遠かったので顔はハッキリ見えなかったんですが、何せ左側のベースの人と右側の北島さんとでは髪型が違いすぎたので(笑)、すぐに見分けられました。紫っぽい、ド派手な色合いの服でした。
 北島さんの後ろに、キーボードの川村ケンちゃん。ケイコのソロツアーについてった、元気のいい若い男の子です。・・・ケイコソロのビデオを見ている限りでは、やんちゃで元気ななロック小僧!って感じのイメージだったんですけど・・・この人が実は、のちのMCコーナーで大活躍することに(笑)。黒髪短髪で見た目はなかなかの好青年です。
 ウツの左斜め後ろ、ベーシストの背後にひかえるのがドラム。松川恒二さん。この人もよく分からんです。ごめん。結構若そうで、黒髪のセミロング。
 と、この5人のメンバー全員が、黒い布で目隠しをされているわけです(でもギターやベースはともかくも、キィボードやドラムの人たちは、目隠しとは言ってもちょっとは見えてたんじゃないかなぁ。全くの真っ暗闇じゃキィボード叩けないでしょう)。

 で、とにかく一曲目はONE NIGHT STAND。ヘビーなロックナンバーでの幕開けになりました。
 ところがコレが・・・・実は那々さんにはキツかった。ブッちゃけ、那々さんfragileのアルバムがあんまり好きでないんですよ。音がナマすぎるのとどうも気に入る曲が少ないせいで、実はよくききこんでない(汗)。この曲も、サビに入るまでは「何て歌だこりゃ」と思ってましたから(←ダメファンめ)。
 それから、一曲目なだけにPAさんの操作が甘かったのか、かなりバックのギターやドラムがうるさかった。ウツの声がほとんどきこえないくらいに、バックのオケが大きくきこえていたんです。これはちょっと減点。
 でも、ギター全開の暗くて重いロックサウンドと、ちょっと奇妙にも不吉にも見えるような黒い目隠しは、なんとなく似合ってるような気もしました。歌も、きいてるうちに「あー、なんだよ、カッコイイじゃんこの歌!」って思えてきましたし(単純)。
 で・・・曲の最後でいきなりパァン!と音がして、メンバー全員の目隠しが一斉に吹っ飛ぶんです。私はウツの顔をじっと見てたんですが、突然目隠しが二つに裂けて、布が左右に飛び散ったように見えました。危なくないのかしら、アレ。ちょっと心配です。

 ウツがギターをスタッフに返し、二曲目へ。ブルーリーインカーネィションのc/w曲、The Theory・・・・であることを知ったのは、家に帰ってきて友達と電話してからの話(笑)。私はブルーリーインカー(以下略)のシングルを買っていないので、アルバム未収録のc/w曲があることすら知らなかったんですよ(汗)。
 だから、全くの初ぎき曲。でも結構好みでした。一曲目に引き続いてこれもかなりヘビーな曲なのですが、カッコよかった。
 サビで「始まりに終わりのスペー」と繰り返していたのが気にかかってしかたなかったんですが(笑)、家に帰ってきて調べたら、「始まりに終わりのスペード」と言っていたことが分かって納得しました。・・・イエ、意味的には全くもって納得してないんですが(笑)。どんな意味だよそれ。
 照明は赤紫系。抽象的な詩や重たいサウンド、ウツの低くささやく声と相まって、なかなかデカダンスな雰囲気でした。
 この曲のあたりまで、かなりバックの音が大きかった気がします。この後の曲ではあんまり気にならなくなっていきました。

 そして二曲終わったところでまず最初のMC。
 曲が終わってステージが明るくなると、ウツは客席に背を向けてドラムセットのあたりに置いてあったドリンクをゆっくりと飲み、観客からの「ウツ!」コールが大きくなるとクルッと振り向いてスタンドマイクまで小走りで駆けてきて、ジャンプ!そして思いッきりガニマタ着地(笑)!両手を大きく広げたその様はまさしく相撲取りの土俵入りのごとく、堂々たるガニマーっぷりでした。あ〜かわい〜(笑)!
 ここでのMCはそれほど長くはなかったですね。ライブ頭のMCらしく、挨拶と、「みんな最後まで楽しんでってください!」程度。
 後は「今年でソロ活動10年なんで」ということをしゃべり、「92年に・・・アジフライ、イヤ、バタフライっていうアルバムを出して・・・」とボケてみせてました(笑)。アジフライ・・・(汗)。しかしファンももう慣れたもので、この親父ギャグに温かい笑いと熱い拍手(笑)で応えていました。あんまり拍手が長く続いたもんだから、ウツの方が焦ってた感あり(笑)。
 確かこのMCのときだったと思うんですが、ウツが両手で目の上にひさしを作り、観客席をぐるーっと見回していました。私、ライブ中に見せるウツのこういう仕草が大好きなんですよ〜!後半ダンスビートで盛り上がってくると、両手を耳の横に当てるいつもの仕草もやっていました(←私はマジでこの仕草に弱い)。
 それから、まだまだテンションの上がりきってない観客席に向けて、
 「まだテンション上がってない?・・・・(ちょっと笑って)僕も」
 と言ってました。あんた正直すぎ
 ・・・そして、「この曲は、僕のソロ活動の中でも重要な位置にある一曲なんだ」みたいなことを話した後、次の曲へ。

 照明は明るいままで、三曲目はdiscovery。コレがくるとは思わなかった。流石、ベストなセットリストのライブです。
 Bメロの「君に会うまで、愛はそうや〜って〜」っていう、このファルセットの部分、一度目も二度目も掠れることなくきれいに出てました。男の人のファルセットって女々しい感じがして、きいていてなんか無性に腹立たしくなることが多いんですが(笑)、ウツが歌うとなぜかゆるせちゃうんですよねー。なんででしょう。nonfictionの「ひまわ〜りを〜ルーズに〜」とか、大好きです。

 続いてParadise Lost。ウツはギターを持ってたかな?それ以上はあんまり覚えてません。よくきいたことのなかった曲を歌われているときは、とにかく歌詞を追ったりメロディを覚えることに必死になっていたので(汗)。
 ともかく、ONE NIGHT STAND、The Theory、Pradise Lostにこの後の「カーニバルの騎士たち」と、前半は那々さん的にノーマークな曲が連続してしまったために、ノりどころがよくつかめず、「まわりの席の人たち、『まーこの子ったらアルバム曲を全然知らないのかしら!?』と思ってんじゃないかな・・(オビオビ)」と被害妄想チックに怯えてしまい、かなり非国民な気分を味わいました。

 しかし、このままノーマークな曲ばっかり続いちゃったらどうしよう・・・と心配になりかけた矢先に始まったのは・・・なんとGUNBLE☆JUNGLE!バンド演奏の中にきき覚えのあるイントロのフレーズが流れてきたとたん、一人で飛び上がってしまいました!めっちゃ大好きなんですわこの歌!今回はバラードメインのライブときいていたのでやってくれないだろうなーとあきらめていたんですが、真逆こんなに早くきけるとは思わなかった!すっごく嬉しかったです☆
 ようやく出てきたアップテンポな曲に客もノりはじめ、ウツもジャケットの長い裾をひるがえし右手にスタンドマイクを抱えて熱唱。「ヒョウ柄のドレスのスリットが 熱い風に揺れると」のところでは左手のひらを左右にゆらして、「風に揺れる」さまを表現してました。
 でも、イントロや間奏ではキィボードの音をもっともっとハデに入れてほしかったなぁ。ケンちゃんにはもっとガンガンに弾きまくってほしかったんですよー。というか、弾いてはいたんですが、ギターやドラムの音に負けてよくきこえずに勿体なかったです。次回はゴージャスでバブリーな(←?)キィボードソロをたっぷりと希望です。
 サビの「GANBLE!オーイェ!JUNGLE!オーノー!」の女性コーラスはCD音源そのまま。サポメンも歌っていたと思うけど、あまりきこえませんでした。ライブに行くまで、このパートは客席が歌うのかな?と思っていたのですが、ファンはウツと一緒に「GANBLE!オーイェ!JUNGLE!オーノー!」の部分をコーラスしていて、あれ?と思いました。手を上げるタイミングも「GANBLE!オーイェ!JUNGLE!オーノー!」だし。ちょっと意外でした。

 さらに続けて「カーニバルの騎士たち」へ。
 この曲もほとんどノーマークでした(汗)。WATER DANCEは好きな曲とそうでない曲がハッキリ分かれてるアルバムで(私的に)、この曲はなんとなくピンと来ずにあんまりきいてなかったんですよ。
 だから、イントロきいても「なんだろう」な感じだったし、1コーラス目のアタマで「カーニバル」という言葉が出てきてはじめて、「ってことは、これは「カーニバルのなんとか」なんだな?」と悟ったくらいですから(爆)。・・・・すいません、反省してます。ウツソロに対する予習が足りませんでした。
 そのために、イントロの「WOWOW〜 WOWOW〜」という部分で観客全員で手を上げてコーラスするのがセオリーらしいんですが、全くそれにノれず(苦笑)。みんなが一斉にコーラスしだして、慌てて見よう見まねで手を上げました。・・・ほんとゴメンナサイ。ライブに行く姿勢がなっとらんです、私め。
 でも、ナマできいたらすごく気に入りました、この曲。家に帰ってCDで改めてききなおして以来、結構ハマってしまってます(笑)。

 歌い終わると、メンバー全員がゆっくりと歩いてステージから退場。
 それと入れ替えに、ステージ右手の袖からキャスターのついたスクリーンが運び込まれてきます。そんなに大きくないサイズ。学校で使うOHPスクリーンくらいのサイズかな(←現役の学生と先生以外に不親切な表現)。
 で・・・何が始まるんだと思ったら!宇都宮隆久々の主演ドラマ、オムニバスDVD・LOVE&PEACE収録のTHANK YOU、アレのパロディフィルムが流れ出したんです。
 ・・・・正直に申し上げます。那々さん、このドラマ、未見です。
 あらすじとかウツがどんな役なのかとか、その程度の知識はあるのですが、細かいストーリーについては全く知りません。ウツ以外にどんなキャラが出てくるのかもよく知りません。
 要は、元ネタが分からないままそのパロディを見せられている状態なわけです(苦笑)。よって、ギャグをかまされても分からないんですよ(汗)。我ながら勿体ない!客席からはクスクス笑いが絶えず、何度も何度も爆笑が起こるので、相当上手にパロってあるんだなーとは想像がつくんですが、いかんせん私は一人で置いてけぼりな気分です。寂しいです。ロンリーです。
 とりあえずどんなパロディドラマだったかを説明しますが、なにぶん元ネタを知らない分を想像力と推理力で補っているので、なんか的外れなヘンテコなこと書いてるかもです。

 キャスト
売れっ子ミュージシャン、ケンジ:北島健二
ケンジのマネージャー、Uマネ:宇都宮隆
ケンジの友達、ケン坊:川村ケン
通りすがりのゴッツイ女子高生(笑):松川恒二
チンピラ(笑):種子田健

 途中途中抜けてるかもしれませんが、確かこんな展開だったかな・・・と。
   ↓↓↓↓↓
 黒くて丸いサングラスをかけたケンジが、けだるそうに寝っころがっている。
 ドアを激しくノックする音。「ケンジさん!みんな待ってますよ!」とドアの外からケンジを呼ぶUマネ(紺のスーツに黒ブチメガネだったように思うんですけど・・・)。ケンジが出てこないのに痺れを切らして、ドアを蹴ろうとする。足を上げたところでケンジがいきなりドアを開き、足をドアに当てたままたたらを踏むUマネ。
  ↓
 街を歩いているケン坊。スーツ姿の真面目そうなリーマン姿。大きな街頭スクリーン(さすがに渋谷の交差点ではありません・笑)に映っているケンジの姿をしばらく見つめ、携帯を取り出す。
  ↓
 やはりけだるげにベッドに寝ているケンジ。
 かかってくる電話。居留守を決め込むケンジ。留守電に切り替わると、Uマネが「居留守なのは分かってますよ!」とか叫ぶ。でも無視するケンジ。
 電話をかけてるUマネの様子。立ったまま、左手に電話を持ち右手にでかいソフトクリーム(バニラ)を握って、電話に向かって叫びながらソフトをなめている(笑)。
 Uマネの後に、もう一本かかってくる電話。同じく居留守するケンジ。「あ、オレオレ」と留守電から流れてくるケン坊の声に、ケンジは立ち上がって受話器を取る。
 「なんだ、寝てたのかぁ・・・今、オレ、三軒茶屋で、お前のプロモ見てるんだよ」みたいな会話。このあたりは多分、原作と同じ展開なんじゃないでしょうか。
  ↓
 ケン坊の周りで、同じようにスクリーンを見上げる人々。「ケンジかっこいい!」と叫ぶゴッツイ女子高生(笑)とそのカレシ、派手なスーツのヤクザ、チーマーなど・・・全てドラマーさんとベーシストさんが変装して演じ分けているようです。
  ↓
 ケン坊と電話しながら(?)、水の入ったグラスにバブのカケラを落とすケンジ(笑)。グラスの中でじゅわ〜っと緑色の泡が弾けるシーンを見て、お客さんたちみんな大爆笑していたんですけど・・・多分、なんかカッコイイシーンのパロディなんでしょう(原作はバブではなくビールなんではないかと予想を立ててみる)。
 ケン坊、電話越しのケンジに向かって、「お前の歌でオレが元気をもらって、オレが元気でいることでまた、他の人に元気を与えられるんだよ・・・」みたいなことを延々と語ります。
 「お前って、ほんっと、単純だな」
 「なんだよ、それ」
 「ほめてんだよ」
 みたいな会話。多分原作通りのシーンなんだと推定。
 ケン坊との電話で機嫌を直し、仕事に出かけていくケンジ。
  ↓
 ラスト、再び三軒茶屋の街頭で、ギターを弾くケンジのスクリーンが映る。BGMはStand up! Get up!。そして再びゴッツイ女子高生(笑)がカレシと共に現れて、後ろを向いた彼女のミニスカをカレシがぺろっとめくると・・・青いパンツに大きく書かれた「」の文字(大笑)。
  ↓
 めでたしめでたし(多分)。

 ・・・・盛大な拍手に見送られてスクリーンが袖に引っ込むと、舞台の左手から、ドラマの衣装(黒っぽいリーマン風スーツにネクタイ)そのままのケン坊がマイクを持って登場!
 ケン坊「みなさん、このドラマ見て、キモチワルクなりませんでしたか〜?」
 お客「平気!」「ならない!」「(テープが)ほしい!」など
 ケン坊「僕はなりましたよ。かなり・・・マァ、今回のドラマは、『お父さんお母さんを大切にしよう!』っていうテーマだったんですけど(笑)」
なんて言いながら中央まで出てきます。
 そんで・・・ケン坊さんはピンクのネクタイを締めていたんですけど、これをべろっとひっくり返すと、裏になんだか文字が書いてあるんですね。それをお客さんに見せびらかしていました。それを見てまた前の方の席の人たちがどっと笑ったんですけど・・・二階席からはなんて書いてあるのかは全く見えませんでした。那々さんまたロンリーだ。

 その後ケン坊は、一瞬「えーと・・・」と言葉に詰まったのち、「メンバーの名前くらい覚えろ、ってハナシですよね(笑)」と自分にツッコミを入れながらカンペを広げ、主役の北島さんを筆頭に4人のメンバーを順番に呼び出していきます。ステージの正面には5つの椅子が用意され、左の端から種子田さん(チンピラ)、松川さん(ゴッツイ女子高生)、ウツ(Uマネ)、北島さん(ケンジ)、そして右端にケン坊が座り、しばしトークタイム(あ!念のため!ケン坊以外はちゃんとステージ衣装でしたよ!ドラマの衣装じゃないですからね!・笑)。
 ・・・・ハッキリ申し上げて、私はこれでかなりテンションダウンしました(本音)。ケン坊が司会になって、一人一人に「今回のドラマで苦労したことは?」とか「他の役がやれるとしたらどの役がよかったですか?」ときいていくのですが、なんつーか・・・こう・・・原作のドラマについて語るならともかく、「自分の作品(原作)のパロディを自分で作って、それについて自分で延々語る」って・・・・私には、かなり格好悪いことに思えたんですが(猛毒注意←今更言っても遅い)。
 しかも、トークの進みが妙にテンポ悪くて・・・ケン坊がすごく話術巧みな人で、場を白けさせないように上手に司会進行してくれてるのに、なぜかイマイチ盛り上がらない。
 多分、お客さんの中でもLOVE&PEACEをしっかり見た人が少なかったからじゃないでしょうか。トーク途中にケン坊が、
「この(会場の)中の、何人くらいの人が、LOVE&PEACE見た?・・・あぁ、さっきのは、『ウラ』LOVE&PEACE、ね、『ウラ』、『本』LOVE&PEACEだから。(メンバーの誰かが、「無修正!?」とまぜっかえす)普通のLOVE&PEACE、見た人どのくらい?」
と観客に尋ねたんですが、手が上がったのは半分ほど・・・メンバーたちはそれを見て苦笑いしてました。
 「まだ見てない人は、グッズ売り場で売ってるから」
 「幾らだっけ?」(お客さんが「2000円!」と応える)
 「昨日のMCでこう言ったら、昨日一日だけで80本くらい売れたらしいよ」
 なんて言い合ってたら、前の方の席のお客さんが、「さっきのを売って!」と叫びます。ケン坊たちは笑いながら、「じゃぁ、本物のLOVE&PEACEがあと○○本(数字忘れた)売れたら、アレも売るよ」みたいな冗談を言ってました。

 それにしてもケン坊のしゃべりは上手です。北島さんには「バブはいつもあぁやってご使用なんですか?」と冗談を言い、ウツとのトークでは、あまりしゃべろうとしないウツをせっついて、
 ケン坊「宇都宮さんは、ドラマの中で、ソフトクリーム食べてましたよね?」
 ウツ「はい・・・」
 ケン坊「宇都宮さんは甘いものが嫌いだってきいてたんですけど・・・おいしそうに食べてましたよね?」
 ウツ「あー・・・・Uマネは、(甘いものが)ヘイキなんですよ」
 ケン坊「あ、なるほど。宇都宮さんはダメだけど、Uマネさんは大丈夫なんですね・・・今度は、宇都宮さんにもソフトクリーム食べながら出てきてもらいましょうね〜(笑)」
などと笑いを取ります。女子高生役のドラマーさんとは、
 ケン坊「あのパンツって、新品?」
 松川「うん」
 ケン坊「あのあとどうしたの?」
 松川「・・・事務所の人が履いてたような(←!)」
 ケン坊「今回大変だったことは?」
 松川「生まれてはじめてパンストをはきました
 ケン坊「あー・・・スネ毛が、ねぇ・・・(笑)?」
という、どうしようもない会話を展開(笑)。また、このとき松川さんのマイクの調子が悪かったらしく、ウツが自分のマイクを差し出して交換してやり、代わりに壊れたマイクを受け取って一生懸命に叩いたりひねったりして直そうとしていたのがかわいかったです☆
 チンピラ役の種子田さんは衣装を何度も替えて撮影するのがとにかく暑かった、と語ってました。ちなみに撮影は8月1日だったそうです。

 で・・・しばらくトークが続き、なんとなく中だるみな空気が漂い始めると、ケン坊は気を利かせて話題を変えます。「あのオープニングの目隠しにはどんな意味があるんですか?」みたいな話をウツに振ったんですが、ウツは「えっ、そういう話をするの?」ととんちんかんな応えを(笑)。ウツは、次に歌う曲についての話をしたかったらしく、結局目隠しの謎は解けずじまい。

 そのうちそろそろスタンバイしましょうかということになり、スタッフが出てきて、中央にウツが座る椅子だけを残して片付けます。サポメン4人は定位置につき、ウツはステージ中央に残された椅子に座ってアコギを抱え、横に長く柄を伸ばしたスタンドマイクでメンバー紹介。「いっつもここで(紹介するの)忘れちゃうんだけど・・・(笑)」とか言いながら(笑)。
 ケン坊は自分のバンドも持っているらしく、紹介されたついでに宣伝を。
 ケン坊「昨日付け・・・ウツさんのツアーが始まるのに合わせて、SWITCHのホームページを開設しました。みなさんの席に置いてあるフライヤー(なぜか私の席にはなかったんですが←ロンリー)にアドレス書いてありますから、見てみてくださいねー」
 ウツ「スイッチョン?
 ケン坊「SWITCH!」
 ウツ「SWITCH?」
 ケン坊「あ、バンドです。僕のバンド。・・・宇都宮さんがよォく知ってる人も所属してますよ」
 ウツ「誰?」
 ケン坊「(自分を指差して)
というコントのような会話を交わしていました。

 北島さんを紹介したときには、
 「いろいろと付き合いが長いわりには、ツアー一緒に回ったことってなかったんだよねー(多分、ソロツアー限定での話でしょう。TMではツアー回ったことありますから)」
とか。さらにはFODの話にも触れて、「昨日は、ここのバンド(FOD)のドラムのヒトが来ててね」と言うと、北島さんはギターで「セーラ」のイントロを弾き始めます。ウツがリズムを取り、それに合わせて歌い出そうとすると・・・北島さんは手を止めてしまうんです。ウツは「せっかく歌おうと思ったのに」と笑っていました。

 そして宇都宮くん、ここでまた「まぁ、僕は今年でソロ10年になるわけだけど・・・・まぁ、その間に・・・某三人組が・・・復活だか再生だかしたりもしたんだけど・・・」と、TMの話をし出します。TMの歌を一曲歌うらしいと噂にきいていたので、何を歌うんだろう・・・とドキドキしていると・・・・さわやかなフォークアレンジで歌い出したのは、なんとinnocent boy!なんて渋い選曲なんでしょう。
 雰囲気としては、sad emotionの木根さんカバーバージョンに似た感覚でしょうか・・・明るくて親しみやすいアレンジで、みんなで手拍子しながらきいていました。

 歌い終わると、ウツは「この曲は、CHILDHOOD’S ENDっていうアルバムに入ってて・・・85年の曲なんですけど・・・・このときにまだ生まれてなかった人って、いたりする?」と客席を見回します。ウツもお客さんたちも「さすがにいないだろう」と思っていたようですが、ところがどっこい一回席左手の方から挙手が!
 ウツはビックリしたように、「いるんだ!そぉれは・・・ちょっと、ゆるせないなぁ」と笑ってました。85年生まれということは、今16か17歳くらいですね、もしかしたら親子二代でファンなのかもしれません。
 続けてウツは、「この歌はねぇ・・・原曲が結構恥ずかしくて」みたいなことを話し出します。「この歌きいたことない人がいたら、一回きいてみてください?『うーーっぱっぱっ♪』(裏声で)って、今考えるとかなり・・・ねぇ(笑)?」と。更には「一度もTMのコンサートで歌われなかったわけが分かるよね(笑)」とまで言ってました。
 さらにさらに!ここで突然、宇都宮隆重大発言☆
 「某三人組が、明後日記者会見するみたいなんですけど・・・」
 と、なんでもないことのようにサラッと言ってしまったもんだから、もう客席騒然(笑)!これは全くの初出し情報だったらしいです(同日に木根さんのライブもあったようですが、ここでは何も言われなかったとか)。
 ファンの動揺をよそに、宇都宮くんは至ってのんきな声で、
 「まぁ、でも・・・・一人、ちゃんと時間通りに来てくれるのかなぁ?ってヒトがいるんですけどねぇ・・・?でも、「アイツどうせ来ないだろう」とか思ってると、意外に来たりするんですよねぇ?」
 と。てっちゃん、散々言われてますね(笑)。前科があるから仕方ないけど(笑)。

 そして、「white roomっていうアルバムを作るきっかけにもなった歌なんですけど・・・この歌には、紹介はいらないかな?きけば分かると思うんで・・・」
 と言って歌い出したのが、私にとってはきいてもきいても何の歌だか分からなかったんですが(笑)、YOUR EYESというタイトルで、RENTのラストシーンで歌われたロジャーのソロ曲だそうです。
 私は前日のうちに、初日に行った友人から「RENTの曲やるよ!」ときいていたので、「あ、きっとこれのことなんだな」と思いながらきいていました。確かにミュージカルらしい、語りかけるような歌い方でしたね。しっとりとした静かな歌です。

 そしてまた短めのMC。ちょっとMC多めです。しかもどちらかというと、ぬるめの(笑)。私としては、「キミはしゃべらんでもいいからもっと歌いなさい」的気分になってしまいました(辛口)。
 だってー、宇都宮くんはおしゃべりする人じゃなくって、歌う人でしょう?本人もあんまりしゃべりすぎたと思ったのか、「このままだと、宇都宮隆トーク&ライブになっちゃう(笑)」とか言ってましたが、それはあなたのキャラじゃないでしょっ、と思いました。MCなんてなくてもいいよ、固定ファンへのファンサービスなんて要らない。ただひたすら歌っててくれれば私は満足なんですけどね・・・とか言いつつ、ウツのあの独特のしゃべり方(語尾を伸ばすところや、甘えたような発音の仕方が好きなんです〜)がナマできけて嬉しくもあったんですけどね(笑)。
 でも中盤のこのあたりは、フィルム上映、MC、バラード、MC、またバラード・・・というのんびりとした構成だったので、キャミソールで参加した私はだんだん寒くなってきてしまい、ついには歌をききながら上着を取り出して羽織ってしまったくらいです(笑 それでも寒かった)。空調効きすぎ。
 さてここでの話題は、ニューアルバムTEN TO TENについて。
 「ずっと、バラードとかゆったりめの曲中心のアルバムを作りたいなーと思っていたんだよねー」とのことです。ホントか!?って感じもしますが(笑)。
 「10 TO 10、どう?・・・・癒される?(客席大喝采)どんなときに癒される?・・・・やっぱり寝るとき(笑)?僕もねぇ、寝る前にきくと・・・だいたい途中で寝ちゃいますね。Cocoonにいく前に寝ちゃう
 とウツが言うと、後ろのキィボードブースからケン坊がウツをにらんでみせました(Cocoonはケン坊作曲なんですねー)。ほんと、ケン坊とウツはいいコンビです。
 ・・・・でもなぁ・・・・宇都宮くん、頼むから、自分で自分の歌のこと「癒される?」とか言わないでくれーと思いました。確かに癒される、すごく癒されますよ、ほんとに。でも、それを本人が言ったら、一気に興ざめしません?私はしたなぁ。ちょっと「ナル」っぽくて。「ナル」っぽく歌うウツ、は、すごく好きなんですよ。でも、「ナル」っぽく語らんでほしかった。
 でもマァ、そのすぐ後に「寝ちゃいます」っていうジョークが入ったので、それほど嫌味っぽくはならなずに救われたんですけどね。

 そして、「これだけアルバムの話をしているのに・・・・まだ一曲も歌ってません(笑)」と更に笑いを取り、「じゃぁ、ダウンタウンデラックスのテーマになったこの歌を・・・」と紹介をしてRemedyへ(ていうか、この「ダウンタウンデラックスのテーマになった〜」って言うのって、曲のイメージからすると却ってマイナスな気もするんですけど(笑)。言わない方がいいのではっ!?)。
 この歌、CDできいたときは「これってシングルなの?」と思うくらいインパクトの薄い歌に思えたのですが、実際にきいてみると、すごく切なくていい。バラードといっても歌い上げる系ではなく、最初から最後までゆったりと穏やかな雰囲気で進んでいく歌なのですが、ウツのボーカルがとても情感豊かで深みがあって、きいていて全く退屈しない。私は目を閉じてじっとききいってしまいました(だって、バラードだからウツが動き回るわけでもないし、二階席だから表情まで見えるわけでもないし、目を閉じてても十分楽しめたんですもの(笑))。
 ただ・・・・やっぱり肝心なところでやってくれました宇都宮隆。ラストのサビでガッツリ歌詞間違え。
 「恋人でもない友だちとも違う 一番遠くて近い距離にいたい」
という切ない歌詞を、
 「友だちでもない・・恋・・もにょもにょ・・・」って!!
・・・うっとり気分でききいっていたお客さんたちも、一瞬にしてほほえましい気分になったと思います(笑)。
 ちなみに、サビでの女声コーラスは完パケ。

 続いてwhite room収録のバラードstill…へ。
 私は白部屋さんのアルバムが大好きなので、この歌は嬉しかったです☆これは、はじめてリアルタイムで買った、そして多分いちばんきき込んだ、思い出のあるウツソロアルバムなので。でもその中からあえてstill…という最も渋い(多分)選曲をするあたり、ニクイですが(笑)。

 更に続いてREASON。このRemedy→still…→REASONの三曲はMCナシでメドレーです。
 曲のラストで、「baby, you are reason♪」という歌詞と「全部キミの宝物さ〜♪」という歌詞が重なるところ、ありますよね?そこのところ、「baby, you are reason〜」はCD音源をそのまま流し、「全部キミの〜」をナマで歌ってました。今回は、全体的にサポートメンバーのコーラスが少なかった気がします。
 ・・・後からきいた話によると、前回のラブアイツアーでは、アルバム中この曲だけが歌われなかったそうなんですね。だから今回はラブアイのバラードの中からこれを選らんだんじゃないか、って、ラブアイツアーに行った友人が言ってました。
 ニューアルバムを引っさげてのツアーで、新曲が一曲だけ歌われないと、さみしいですよねー(笑)。そのアルバム中でもお気に入りの歌だったりすると、特に。edge of darknessとか。Call from the publicとか(笑)。
 ちなみに、この歌の歌詞で、那々さんちょっとだけ泣いてしまいました(照)。「泣きたいなら 泣いてもいい 闇をこえてゆく」とかね、「喜びも悲しみも 全部キミの宝物さ」とか。ベタなんですけどね。すごくベタなんだけど、ウツが優しく語りかけてくれると・・・あたしも泣いていいですか?的気分になりました(涙)。

 ・・・ていうか、今回のレポは私の主観的感想や思い入ればっかり書いてますね(汗)。客観的じゃないなぁ。役に立たなくってゴメンナサイ。

 ともかく、このバラード三連発が終わると、ウツは一人で左手の袖にはけていきます。サポメン4人はそのまま。REASONの後奏から、だんだんと音が派手になっていって・・・リズム打ちが強くなっていって・・・しばらく威勢のいいインストが続くうちに、あれ、なんだかきいたことあるような気がするよ?ウツの声がかすかにきこえてくるよ?という感じになってきます。なんだなんだ?と耳をこらしていると、いきなり、
 「感じてハートビー!ハートビー!ハートビー!ハートビー!・・・(←エコー)
と!Angelです。Angelですよ!しかし原曲のロックっぽさからはかけ離れたかなりダンサブルなアレンジで、みんなかなりノってきます。しかも横ノリです。ウツの声はサンプリング。CD音源を早回しして使ってます。リミックスした音源にサポメンが音を重ねている、という感じです。
 しかも、演奏が進むにつれて、どこかきき覚えのある音が混じってきます・・・規則正しい4つ打ちのリズムに合わせて、「カッシャンカッシャン・・・」となり続ける、アレです。アレ。globeでおなじみ、GABALLではもっとおなじみの、トランス特有の甲高い金属的な音。トランスの専門用語が分からないので、「カッシャンカッシャン・・・」というかなりアタマの悪い表現しかできないのですが(苦笑)。あの音です。
 Angelがトランス!!(と書くと、まるで「RENTのAngelがトランスジェンダー」っていう意味みたいだなぁと思ったり(笑))
 予期せぬ展開に会場はどんどんヒートアップ。那々さんも、ききなれたトランスのリズムが心地よくてノりまくりです!幕開けからREASONまでずーっと耳慣れない生バンドのサウンドをきき続けていたので、突然始まったのこのダンスタイムにすっかりご満悦でした。ウツがいないにも関わらず、那々さんがいちばんハネてたのはこの曲かも(笑)。赤紫系のライトがハデに点滅して、それまでのバラードづくしから一転、クラブのような雰囲気です。
 そしてしばらくトランスタイムが続き、そろそろウツのナマ声でききたいよ〜と思い始めたころに・・・宇都宮くんが左袖から再登場。タイミングをうまく計算して出てきたのか、ステージ中央に立ちマイクを握ると、たった一言、
 「感じてハートビー!!」

とシャウト!シャウトの瞬間バックの音がカットアウト。サッとライトが落ちて、真っ暗なステージの上、ウツにだけピンスポット。
 コレがもう、めっちゃかっこよかったんです☆★☆★右手でマイクスタンドを握って、左手を高く差し伸べて、ただ一言叫ぶんですよ。あぁ〜〜!!見事に見せ場持ってかれたッ!って感じです(笑)。

 KiSS Will Kill meアルバムバージョン(bad attraction mix)のあの長いイントロが流れはじめ、ウツのシャウトで一旦照明が落ちたステージは白いライトを小刻みに点滅させ続けます。暗転の黒とライトの白が凄まじい早さで切り替わり、ウツの動きがまるでコマ送りかスローモーションのようにゆっくりと見えるんです。あの不思議な音色のイントロに、まるでモノクロ映像を見ているようなシャープな照明演出がすごく似合ってました。今にも何かが始まりそうなミステリアスな雰囲気にゾクゾクします。
 しばらくモノクロのコマ送り状態が続き、イントロの最後にキメ台詞のような「Kiss will kill me….!」というセクシーな囁き(ただしナマじゃないです。CD音源です)が出ると、パッと照明がつきます。
 それから先はもう、待ってました!な横ノリダンスビートのメドレー攻撃!ウツもお客さんもノリノリで、さっきまでのゆったりまったり感がまるで嘘のように(笑)、上着を脱いでキャミ一枚でも暑いくらいの熱気でした。
 1コーラス、2コーラスと続けて歌い、ラストのサビの前の間奏へ・・・ところがこの間奏が随分長い。しかも、きいてるうちに、「・・・なんか違う曲になってないか?」という感じになってきます(笑)。
 そうその通り、いつの間にかオケは同じ大ちゃん作曲のStand up! Get up!に変わっていたんです。途中で曲がすり変わっててもあまり違和感を感じずに踊り続けられたのは、果たしてアレンジャーさんの腕の賜物なのか、それとも大ちゃんの書く曲が似(以下略)。
 まぁそれはともかく。これも非常にノリのいい曲なので、観客大盛り上がりです。サビの「Stand up! Get up!、Shake it! Do it!」はみんなでコーラス。ウツはマイクを離して客を煽ります。
 ついにはマイクを完全に離し、客に何度も何度もコーラスを要求。ウツが耳の横に手をやって「もっとだよ!」って仕草をするので、もう必死に叫びました。
 で、しばらく客に歌わせた後、満足そうにうなづいて再び歌い始るウツ。
 Stand up!Get up!を最後まで歌い終え、さぁ次は何が来るんだ・・・?とドキドキしていると、なんかまたきき覚えのあるオケが・・・気がつくと、もう一度キスウィルに戻ってました(笑)。「今夜の君にだけは〜♪」ってとこからキスウィル再開です。今度はそのまま何事もなくラストまで歌いきりました。

 そして間髪入れずにFLUSHへ。コレもアルバムバージョンだった気がします。
 2コーラス目の後、間奏後の「感情消されて冷たくfade away・・・・・Breakin’ your love!」ってとこ、一瞬「・・・」の部分で、「溜め」がありましたね。リズレのAll-Right All-Nightみたいな、一呼吸分の「溜め」(言葉では説明しづらい(苦))。
 えーとえーと・・・あと、「宙に舞う 地に落ちる」のところで、左手のひらを「宙に舞う(↑) 地に落ちる(↓)」と動かしてみせる仕草をしてました。
 今回のライブはゆったりめな歌が多かったせいか、ウツの動きが全体的に少なく、手や指先をあまり派手には動かしてくれなかったように思います(単に私が二階席だったので見えにくかったからかもしれませんが)。宇都宮くんが指先をヒラヒラさせたり、マイクスタンドのポールを撫ぜるように手を上下させるえっちな(笑)仕草が大好きな私としては、ちょっと残念でした。

 そして「ゼロよりも少ない始まり」へ。
 この歌はもともとすごく好きだったのでナマできけて嬉しかったのですが、家へ帰ってきてあらためてCDできき返してみると、ちょっと違和感を感じました。ウツの声がCDとライブではずいぶんと違うように思えたんです。
 アルバムWATER DANCEは今から9年も前にレコーディングされたもので、今きくととても「若さ」を感じます。ビックリするほどにウツの声が若くて、硬い感じなんですよ。硬い声を張り上げて、一生懸命に歌ってる感じ。
 ところが今のウツの声は、年を重ねた分、深くて柔らかい。力みすぎずにゆったりと歌ってる感じ。
 どっちがいい、悪い、っていうんじゃないんですよ。うーん・・・あえて表現するなら、私たち(リスナー)と一緒に悩んで、一緒に泣いて、一緒に汗を流して苦しみながらも必死になって励ましてくれてるのがCDの中の昔のウツ。
 私たちの悩みを、うんうん、ってうなづきながら静かにきいてくれて、私たちが泣いたらあったかい言葉をかけてくれて、どんなメチャクチャなこと言ってもやさしく笑って受け入れてくれるのが、ライブできいた今のウツ、かな。
 おおらかで、やらかくて、包容力が増した大人のウツでした。
 それに、すごく、励まされたんですよ。
 私がこのライブに行く決心をしたのは、ひとつには、ウツに励ましてもらいたかったからっていうのもあったんですよ。ちょっと最近色々あってナーバスになっていたんで、「ウツのやさしい声きいたら、ちょっとは元気になるかな・・・?」と思って、行くことにしたんです。
 そしたら・・・・もう、効果覿面。すっごく癒されて、すっごく励まされました。REASONとこの歌と、荒んでしまいそうな心に染み入るようでした。
 REASONで「泣きたいなら 泣いてもいい」と甘やかしてもらえて、この歌で「恐れることはない You have nothing to lose」と背中を押してもらえました。
 99年の秋、TMNETWORKの復活ライブでも、ウツのセルコンにものすごく励まされたことを思い出しました。受験を控えて苛々した気持ちでいたのに、一生懸命にセルコンを歌っているウツの姿を見たら、私もがんばるから、って思えるようになれました(でもゴメン、一浪したよ)。
 今回もまた、ウツの歌う「恐れることはない You have nothing to lose」という言葉に、すごくたすけられました。ウツが応援してくれてる気がした。ウツが見守っていてくれるような気がした。もうちょっと、がんばってみようと思いました。
 だから曲の最後のリフレインで、「You have nothing to lose」をこっそりと「I have nothing to lose」と歌ってみました。
 もうちょっとがんばってみようと思いました。いろんなことをね。
 ・・・・だから、みんなが手を振り上げてコーラスしてる中で、一人で両手で顔押さえてぐしぐし泣いてました。メェメェ泣いてました。
 なのに、私が泣いてると、宇都宮くんったら「僕にできることはどんなときも君を泣かさないことさ♪」とかって言うんですよっ!?
もう、オマエのせいで泣いとんのじゃボケ!!と(泣笑)。
 しかも、感動していた矢先に宇都宮くんったらかなり派手な歌詞間違えをやらかしたんですよ!?全く油断も隙もないです(笑)!具体的な箇所は覚えてないんですが、確か大ラスのサビの辺り。いちばんの盛り上がりどころで、見事に。本人も「やっちまったっ(焦)!」と思ったのか、間違えた後のウツのリアクションはかなり面白・・・イヤ、かわいかったです。照れ隠しのように恥ずかしそうに笑って、マイクを抱えたまま急にステージ上をウロウロと移動(笑)。

 歌い終わるまでになんとかロックシンガーの顔を取り戻した宇都宮くん、決めるとこはビシッとキめます。本編ラストの曲は、待ってましたのブルーリーイン(以下略)。仄暗いステージに青いスポットライトが幻想的です。
 ウツの声は、ほんとに「しっとり」という形容詞が似合う感じ。やさしくて、大人びていて(御年44歳をつかまえて「大人びた」ってのもヘンですが)、ウェットで、マジできき惚れます。
 歌い終わるとウツはステージ後方からタンバリンを持ってきて、バンドの演奏に合わせてしゃらしゃらと振ります。宇都宮くんがタンバリン(笑)!なんかかわいかったですよう!(よくきくと、CD音源にもタンバリンっぽい音が入ってますね。アレ、もしかしてウツがやったんでしょうか(笑))
 曲が終わると、ウツはジェントルマンなお辞儀(昔のヨーロッパの紳士がやったような、片手を腰の後ろにあて、片手をおなかの前で曲げながら礼をする、アレです。ボキャブラリーなくてすみません(汗))をして、左袖に去っていきます。サポメンも一緒にはけてゆき、コンサート本編はこれにて終了。ステージは一旦暗くなります。


 しかし本編が終了してもウットリと呆けているわけにはいきません。今度は観客みんなでアンコール催促の手拍子です。
 ・・・と、ここでちょっとカルチャーショックを受けたのが、アンコール催促が手拍子のみ(しかもみんな座ったままの手拍子)というところ。「アンコール!アンコール!」というコールもなければ、ウツの名前を呼びながら手を叩く人もいない(「ウツー!」「出てきてー!」と叫ぶ人はもちろんいますよ)。
 普段私が行ってるglobeのコンサートでは、アンコール待ちの間は半分以上の人が立ちっぱなしですし、「アンコール!アンコール!」または「ケイコ!ケイコ!」などとメンバーの名前を叫びながら手を叩くのが普通なので、ずいぶん静かなアンコール待ちだなぁ、とちょっと驚きました。これがもしかしてジェネレーションギャップなんでしょうか。

 十分ほど待つと再びステージが明るくなり、メンバー一同が戻ってきます。ウツが中央のマイクスタンドで「アンコールどうもありがとう!終わるのが惜しいねぇ」などというと、すかさずケン坊が「もう一回、目隠しから(=ONE NIGHT STANDから)やりますか?」と(笑)。観客はもちろん大喝采です。
 そしてアコースティックギターを抱えて歌いだしたのは、今回のツアーで唯一のニューアルバム収録曲、Ordinary Day
 なるほどコレを選んだかっ!って感じでした。これこそ、「大人」でなきゃ歌えない歌じゃないですか。年を重ねて、酸いも辛い噛み分けた44の男だからこそ歌いこなせる歌だと思うんですよ。20、30のワカゾーではこの「重み」は出せない。今まで生きてきた年月、経験してきた長い日々に裏打ちされたずっしりとした「重み」が垣間見れる・・・でもその「重み」を前面に押し出すのではなく、明るい音色のギターでサラリと歌ってしまう。アトムとかポパイとか、そういうかわいい言葉を混ぜてちょっとおどけているけど、でもその裏に隠してあるのは実はすごく切ないメッセージなんですよね。
 たしかにこの歌は、ライブ本編よりもアンコールで歌われる方が相応しいのかもしれない、と思いました。
 この一曲だけを歌い終えると、ウツたちはまた、ステージから去っていきました。

 ・・・・と、一日目の公演はここまでで終わりだったらしいんですよ。この歌がラストナンバーだったらしいんです。
 ところが。この日はお客さんの反応がよかったのか、アンコール第二段があったんです!ラッキー☆
 ウツたちが去っていっても、客席からはさらなるアンコールを求める拍手が鳴り止みません。すると・・・・きき覚えのある声で場内アナウンスが流れてきたんです。
 「以上を持ちまして、本日の公演は、すべて・・・終了しちゃうの?」

なんとウツの声!!あの、独特の、甘えたように語尾をのばす、あのしゃべり方で・・・ウツが終演アナウンスを真似てしゃべってるんですよー!一言ひとこと、ゆっくりと言葉をくぎるような話し方で、
 「本日は、ご来場、まことにありがとう・・・なの?
 どなたさまも、お気をつけて・・・帰るの?
 会場内では、CDやDVDなど、宇都宮隆グッズを販売していますので・・・買ってね?」

って!!!ンもう、めっちゃかわいいんですよ〜〜!!その後もなにやらしゃべってたみたいなんですが、みんながキャーキャーと盛り上がってしまったので私にはきき取れませんでした(「(アンコールを)やるの?どうなの?やるの?」とか言ってたらしいです)。
 そして宇都宮隆三度登場!衣装替えをして、今度は黒に蛍光グリーンの模様が入ったツアーグッズのTシャツです。黒はイイです!男を2倍カッコよく見せます((c)魔女の宅急便)!おまけに男を1.5倍スリムに見せます(爆)!
 しかも始まったのはTrouble In Heaven!思わぬ大サービスに会場中が大はしゃぎです☆
 この歌のBメロの、「にじんだ瞳には 何を映す♪」ってとこでの手のフリ、ありますよね?「にじんだ瞳には」で手を交差させるヤツ。二階から一階席を見下ろすと、きれいにそろったこのフリが見れて結構壮観でした。
 「NANANANA・・・」のコーラスをさせようとファンを煽るとき、ウツお得意の「えびばでぃーっ!!」ってのもきけましたし(笑)。

 結局二度目のアンコールも一曲きり。Trouble〜だけ歌うとメンバーは帰ってゆき、「以上を持ちまして・・・」と本物の場内アナウンスが流れました。今度こそ公演終了です。8時25分ごろ。実質公演時間2時間と少し。メンバーもお客さんたちもお疲れ様でした☆


 はじめて行ってきた、ソロシンガー宇都宮隆のライブ。大満足とまではいかないまでも、今まで行ったライブでは味わえなかったタイプの感動を覚えて帰ってきました。
 私が今までに行ったライブって、ほとんどがグループ、ユニットのライブだったんですね。globe、TM、GABALL、エトセトラ・・・ソロ歌手のライブって、アムとケイコソロじゃないかな。だから、ボーカル一人だけが主役のライブ自体が珍しい体験でした。特に、アムはもともとソロ歌手(正確に言うと、「もともと」ではないんですが(笑))ですが、ウツは、TMというユニットのフロントマンでもあって、ソロシンガーでもある。ケイコもそうです。だから、ケイコソロに行ったときにも同じようなことを思ったのですが・・・・今回も痛烈に感じました、「宇都宮隆」のコンサートでは主役が100%宇都宮隆、なんですよね。まぁそんなん当たり前のことなんですけど。
 私は、TMのライブは一度しか行ったことがありません。99年の麻薬撲滅キャンペーンイベントです。それ以外にナマでTMのライブを見たことはありませんが、ビデオで見る限り、TMのライブにおける主役って、「ウツの声」と同じくらい、「小室の曲と音」(曲に関しては木根も作っていますが)でもあるですよね。その二つの要素が互いに相手を引き立てあって、最強の主役を作り出すのだと思うんです。
 ところが、ウツソロは、ウツの声にしか頼るものがない・・・なんてこと言うと、ウツソロに曲を提供している作家さんたちに失礼かもしれませんが(汗)、TMは「曲ありき」な部分があるのに対して、ウツソロは、「まずウツの声ありき」、だと思うんですよ。
 だから、ソロライブのウツは、シンガー宇都宮隆としての純度が最も高いのかもしれない(TMだと、小室の書いたシナリオを演じるパフォーマー・エンタティナー的要素が入ってくる)。
 大きな演出も、派手な曲も、きらびやかな音もない。面妖な衣装もない(笑)。だからこそ、他の要素に気を取られずに宇都宮隆の声だけを思う存分堪能できるのが、ウツソロのライブだと思いました。
 多分、TMだけ見ていたら、私はウツがこれだけ歌が上手いボーカリストだとは気づけなかった気がする。こんなに魅力的な歌手だとは気づかないままでいたと思います。
 声が美しいのは、前から知っていました。そのくらいは気づいていたつもりだったんですが・・・あのね、あんなに歌が上手いとは思わなかったんですよ。なんか失礼なファンだな私。声質は誰よりきれいだけど、歌唱力で見たら他の男性歌手に後れを取っているな、と思っていたんです。
 ところがナマできいたら、アナタ!こんなに上手だったの!?ってビックリしました。なんででしょうね・・・音響とかのせいもあるとは思うんですが、すごいなぁこの年になっても歌手って成長し続けるもんなんだなぁ、と素直に感心しました。
 でも、彼自身の成長とは別に、私がナマの気迫みたいなものに気圧されたんだと思います。
 声が、太いというか。正直な話、今までライブビデオでウツの声をきいて「声量がある」って思ったことって、あんまりなかったんですよ。むしろ、テレビの歌番組なんかで見ると、「PAさん、もうちょっとマイクのボリューム上げて!」って思うくらいだったんです(苦笑)。
 それが、あそこまで太く響く声だとは思わなかったんです。声量、というよりも、迫力の問題かな。ずっしーん!と腹に響く感じ。どーん!と胸を打たれた感じ。「音の質量」とか「声の圧力」というようなものがもし測定できるとしたら、相当な数値をたたき出す声だと思います。
 男声と女声を比べるのもヘンな話かもしれませんが、ケイコと比べると、ケイコの声は鋭く突き刺さってくる感じ、ウツの声は重くぶつかってくる感じ、かな。ケイコの歌が、カキーン!と打たれた野球ボールだとするなら、ウツの歌はずっしり重いバスケットボールのパス、かな(←抽象的すぎ)。
 今までに、ウツの声を「きれいだ」、「やさしい」、「心地いい」と思ったことはあっても、ここまで「力強い」、「頼もしい」と感じたことはありませんでした。
 宇都宮隆というボーカリストの、その歌と声の価値を、あらためて知ることができたということが、今回のライブのいちばんの収穫だったと思います。

 ・・・・あー長い長い。乙女ポエムを延々と書き散らしてしまいました。恥ずかしいですねー私(照)。
 ともかく、要約すると
「宇都宮くん猛ラブ!!あたしホレ直したわっ!☆」って言いたいわけです。

 ↑ここまでは褒め言葉。で、↓ここから下は、ウツライブ初体験の私から見た問題提議です。
 なんと言っても、構成に難あり、です。中盤のフィルム上映から長いMC、ようやく歌い始めても一曲ごとにゴチャゴチャとしゃべるあの展開は、ハッキリ言ってかなりタルいです。
 木根さんのように話術巧みな人ならともかく、宇都宮くんはしゃべりもイけるアーティストだとは思いません。確かに、「歌う宇都宮隆」と「しゃべる宇都宮隆」の間のギャップが大きいのも彼の魅力のひとつではありますが、それは、「ずーっと歌い続けていて、たまにちょこっとだけしゃべる」くらいの比率だからこそ引き立つ魅力だと思うんですよ。あんなにしょっちゅうしゃべられたんじゃ、ありがたみがない(ファンて勝手ですねー)。
 そして何より、あのフィルム!アレはよろしくないと思います。内輪ウケっぽくて白けてしまう。
 仕方のないことなのかもしれませんけれど、コアなファン(手に入りにくいLOVE&PEACEをちゃんと手に入れ、パロディの元ネタが分かるくらいにまで細かく見ているようなファン)向けすぎるんじゃないかな、と。ひっくり返せば、一見さんや、最近の曲をきいて宇都宮隆に興味を持ってライブに来た人たちに対しては、かなり不親切な内輪ネタだったと思います。
 確かに、事前に元ネタのドラマを見ていかなかった私もわるいと思いますよ。見てから行かなかったんだから楽しめなくて当然だ、と思われるかもしれません。でも、私は多分元ネタのドラマを見ていたとしても、あの企画をやろうとすること自体にゲンナリしていたと思います。自分のドラマを自分でパロって、むなしくないですか?って感じ(猛毒)。

 それと、これは問題提議ではないのですが、選曲にちょっとビックリしました。ニューアルバムからは三曲だけ。ブルーリー(以下略)とRemedyの二曲はシングルだから外せないとしても、アルバム書き下ろし曲はOrdinary Dayのみですよ。ちょっと拍子抜けしました。
 事前にマグで行った楽曲人気投票がセットリストに反映されるときいていたので、新曲ばっかりやるのかな?と思っていたのですが、結構意外な曲目でしたね。全アルバムからまんべんなく1、2曲ずつ。しかも、後半のアップテンポな曲はともかく、前半〜中盤はわりと各アルバムの中でも地味目なポジションの曲が多くないですか?(特にInnocent boyとか(笑))。よりによって○○かよ!?みたいな(笑)。あ、イヤだったわけじゃないですよ、ただ、驚きの連続でした。
 広島公演だけちょっと曲目が違うときいたので、できればそっちも行ってみたかったです(笑)。でも、せっかく行って、そこでギャン☆ジャンが削られてたりしたら、それはそれでまたグチグチ言うんだろうなぁ私(笑)。

 ついでに、globeとはかなり客層が違っていたのも新鮮でした。とにかく女性ばっかり(笑)!globeは・・・そうですねぇ、4割くらいは男性客、かな?とにかく、男女比率がわりと均等なんですよ。だから、見渡す限り女性女性女性・・・なライブ会場って、結構壮観でした。
 あと、平均年齢もglobeに比べるとかなり高かったかな?globeは学生さんや若いカップル連れが多いから・・・って、あああこれ以上は禁句かも(爆)。

 ・・・というわけで、「スタンディングオベーション!!!」というわけでは決してないですけれど、それでも、「もう一本くらい行きたいよ〜!」とか、「次のツアーはどんなだろう?行けるといいな!」と思えるライブでした。宇都宮隆が今までよりもずっと好きになれたライブでした。
 次に宇都宮くんに会えるのは、TMのツアーかな?ソロとTM、交互に見れるのは嬉しいですね。次は、どんな宇都宮隆で、私をホレ直させてくれるのか・・・とても楽しみです。


 ・・・どうでもいい追記。
 家に帰ってきてからも、REASONが頭の中で鳴り続けてました。よっぽど荒んだ心に染み入ったようです。
 でも、嬉しくても悲しくても、泣いても感動してても腹は減るのです。昼に軽く食べたっきり食事をしていなかったので、クタクタのペコペコでした。
 駄菓子菓子、親には「クラスのコンパに行くの」と女子大生らしい言い訳をしてこっそりとライブに行ってきた身なので、私の分の夕食はありません。
 仕方がないので、夜中にこっそりと台所に下りてゆき、ジャーを開けてご飯をドンブリによそい、夕飯の残り物のハマグリの味噌汁をぶっかけて立ったまま食べました(笑)。・・・美味しかったです。あったかいご飯と塩辛い味噌汁が、すきっ腹に染み渡るようでした。あぁおいしかった。ハグハグと食いました。
 しかし食ってる間も頭の中ではREASONが止まらない。
 「baby, You are reason♪・・・おいしー・・・泣いてもいい、闇をこえてゆく♪・・・・ウマ・・・愛はあるよ〜君のそばには〜♪・・・・もう一杯お代わりするわ・・・・May be tomorrow, I wanna be with you〜♪ごちそうさま」
みたいな。名曲が台無し。
 これからもハマグリの味噌汁を食べるたびに、この日のライブのことを思い出すでしょう。それが宇都宮くんにとって嬉しいことなのかどうかは分かりませんが。

 でも反対に、REASONをきき返すたびにハマグリの味噌汁が恋しくなる体になってしまったらどうしましょう(笑)。
 というか既に今、ハマグリ食べたいんですが(←REASON鑑賞中)。



2002/08/30 PM21:09